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21世紀欧州最強馬 |
| Frankel | |
|---|---|
| フランケル | |
| 2008年 英国産 鹿毛 |
| Galileo | Sadler's Wells | Northern Dancer |
| Fairy Bridge | ||
| Urban Sea | Miswaki | |
| Allegretta | ||
| Kind | *デインヒル | Danzig |
| Razyana | ||
| Rainbow Lake | Raibow Quest | |
| Rockfesta |
| 成長 | 距離 | 気性 | 底力 | 健康 | 安定 | 芝 | ダート | 瞬発力 | スピード | スタミナ | 期待度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 普通 | 中距離 | A | A | A | A | ◎ | ○ | A | A | B | A |
14戦14勝
1着-英2000ギニー(GI)、セントジェームスパレスS(GI)、インターナショナルS(GI)、英チャンピオンS(GI)など
2歳8月にデビューすると、無傷の4連勝でデューハーストS(GI)を制し2歳チャンピオンに。3歳になっても勢いは止まらず英2000ギニーをはじめ、無傷の5連勝。4歳時には中距離戦にも出走し、無傷の5連勝。14戦14勝と全く底を見せないまま引退し、最小着差がセントジェームスパレスSの3/4馬身でそれ以外は圧勝の連続。143ポンドという歴代4位の高評価を得ました。
マイルを中心に走ってきましたが、最後の2戦が中距離戦でこの2戦も圧勝したことで、更に評価が高まりました。どんな産駒が出てくるか世界的にも注目の種牡馬と言えそうです。ただ、日本ではサドラーズウェルズ系の種牡馬がオペラハウス以外はあまり成功していませんし、フランケルの父・ガリレオもしかり。日本の軽い馬場への適性がいかほどでしょうか。
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ヨッ!大統領!! |
| ルーラーシップ | |
|---|---|
| Rulership | |
| 血統登録数:131頭 2007年 ノーザンファーム産 鹿毛 |
| キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector |
| Miesque | ||
| *マンファス | *ラストタイクーン | |
| Pilot Bird | ||
| エアグルーヴ | *トニービン | *カンパラ |
| Severn Bridge | ||
| ダイナカール | *ノーザンテースト | |
| シヤダイフエザー |
| 成長 | 距離 | 気性 | 底力 | 健康 | 安定 | 芝 | ダート | 瞬発力 | スピード | スタミナ | 期待度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 普通 | 万能 | C | A | B | A | ◎ | ○ | A | A | A | A |
アドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯2回、ローズSなど)、フォゲッタブル(ステイヤーズS、ダイヤモンドS)、グルヴェイグ(マーメイドS)
20戦8勝
1着-クイーンエリザベスII世C(GI)、日経新春杯(GII)、金鯱賞(GII)、AJC杯(GII)、鳴尾記念(GIII) 2着-宝塚記念(GI) 3着-天皇賞・秋(GI)など
年度代表馬にも輝いた名牝・エアグルーヴの仔として、早くから期待され、プリンシパルS(OP)を圧勝し、ダービーへ駒を進めるも5着。3歳暮れの鳴尾記念(GIII)で重賞初制覇を飾ると、翌年は日経新春杯(GII)、金鯱賞(GII)と重賞を2勝。しかし、GIの舞台では掲示板がやっとと、力を発揮できずにいました。
5歳になり、春は香港のクイーンエリザベスII世Cに出走し、2着以下に3馬身3/4差つけて圧勝し、念願のGI制覇。しかし、宝塚記念(GI)でオルフェーヴルの2着した後の秋3戦は、全て出遅れて3着。結局、この出遅れ癖が原因で引退ということになりました。
国内でのGI制覇は果たせませんでしたが、ポテンシャルはかなりのものでした。ただ、5歳後半から出遅れ癖がひどくなったように、かなり気性は荒い印象。それでも、母系の良さからもキングカメハメハの有力な後継種牡馬という点は変わりなく、非常に期待できると思います。初年度はキングカメハメハが病気で種付けがあまりできなくなり、その分の恩恵を授かり、良い繁殖牝馬を集めたのも好材料です。
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ディープ産駒初のダービー馬 |
| ディープブリランテ | |
|---|---|
| Deep Brillante | |
| 血統登録数:123頭 2009年 パカパカファーム産 鹿毛 |
| ディープインパクト | *サンデーサイレンス | Halo |
| Wishig Well | ||
| *ウインドインハーヘア | Alzao | |
| Burghclere | ||
| *ラヴアンドバブルズ | Loup Sauvarge | Riverman |
| Louvetrie | ||
| *バブルドリーム | Akarad | |
| *バブルプロスペクター |
| 成長 | 距離 | 気性 | 底力 | 健康 | 安定 | 芝 | ダート | 瞬発力 | スピード | スタミナ | 期待度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 普通 | 中距離まで | B | B | B | B | ◎ | △ | B | A | B | B |
ハブルバブル(フラワーC2着)
7戦3勝
1着-日本ダービー(GI)、東京スポーツ杯2歳S(GIII) 2着-スプリングS(GII)、共同通信杯(GIII) 3着-皐月賞(GI)
新馬戦を5馬身差圧勝、続く東京スポーツ杯2歳S(GIII)を3馬身差圧勝と、クラシック最有力候補に名乗り上げました。しかし、3歳初戦の共同通信杯ではゴールドシップに敗れると、スプリングS(GII)2着、皐月賞(GI)3着と3連敗。捲土重来を期し、日本ダービー(GI)では好位からレースを進めると、直線で抜け出し、フェノーメノの強襲をハナ差凌いで優勝。岩田騎手の渾身の騎乗と言えるでしょう。その後、イギリスのキングジョージに参戦するものの、見せ場が全くなく8着と大敗し、屈腱炎を発症し引退となってしまいました。
ダービーで負かしたフェノーメノやゴールドシップらがその後大活躍をしたので、古馬になってからのこの馬の活躍を期待したのですが、屈腱炎での早期引退は非常に残念でした。ダービーを制しているものの、基本的には2000m前後までが限界かなという感じ。母系からは、バブルガムフェローやザッツザプレンティなどが競走馬としては活躍している馬が多いものの、南アメリカで大成したキャンディストライプス以外は種牡馬としてはイマイチな馬が多いので、その点は不安材料。初年度の繁殖牝馬のレベルはまずまずなので、そこそこは活躍馬を出せると思いますが...。
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直前に絶たれた三冠の夢 |
| *アイルハヴアナザー | |
|---|---|
| I’ll Have Another | |
| 血統登録数:101頭 2009年 米国産 栗毛 |
| Flower Alley | Distorted Humor | *フォーティナイナー |
| Danzig's Beauty | ||
| *プリンセスオリビア | Lycius | |
| Dance Image | ||
| Arch's Gal Edith | Arch | Kris S. |
| Aurora | ||
| Force Five Gal | Pleasant Tap | |
| Last Cause |
| 成長 | 距離 | 気性 | 底力 | 健康 | 安定 | 芝 | ダート | 瞬発力 | スピード | スタミナ | 期待度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 普通 | 中距離~ | B | A | B | B | △ | ◎ | B | B | A | B |
7戦5勝
1着-ケンタッキーダービー(GI)、プリークネスS(GI)、サンタアニタダービー(GI)
3歳初戦のGII戦で重賞初制覇をすると、ケンタッキーダービー(GI)、プリークネスS(GI)と4連勝で、クラシック二冠を達成。続くベルモントS(GI)、アファームド以来の三冠制覇を目指しましたが、前日に屈腱炎が判明し、出走取消。三冠は夢と消えました。その後、ビッグレッドファームに買い取られ、日本で種牡馬入りとなりました。
父のフラワーアレイは、トーセンラーやスピルバーグの半兄。ただ、その父がバリバリのダート馬・ディストーテッドヒューマーなので、全く違うタイプ。母系は、芝の血統が多いものの、基本的にはダートがメインと見るべきでしょう。同じフォーティナイナー系のエンドスウィープが大活躍したので、活躍馬を出せる下地はあると思います。
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欧州・日本で活躍馬を輩出 |
| *キングズベスト | |
|---|---|
| King's Best | |
| 血統登録数:118頭 1997年 米国産 鹿毛 |
| Kingmambo | Mr.Prospector | Raise a Native |
| Gold Digger | ||
| Miesque | Nureyev | |
| Passadobel | ||
| Allegretta | Lombird | Agio |
| Promised Lady | ||
| Anatevka | Espresso | |
| Almyra |
| 成長 | 距離 | 気性 | 底力 | 健康 | 安定 | 芝 | ダート | 瞬発力 | スピード | スタミナ | 期待度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 普通 | 万能 | B | A | B | A | ◎ | ○ | A | A | A | A |
Urban Sea(凱旋門賞)
*ワークフォース(凱旋門賞、英ダービー)、エイシンフラッシュ(日本ダービー、天皇賞・秋)
6戦3勝
1着-英2000ギニー(GI)
3歳時の英2000ギニーで、のちにアイアンホースと呼ばれるジャイアンツコーズウェイを3馬身半差ちぎってGI初制覇。しかし、その後愛ダービーに出走するものの、故障で競走中止で現役引退となりました。
既にワークフォース、エイシンフラッシュと活躍馬を輩出。甥のガリレオやシーザスターズも種牡馬として大活躍をしていますし、非常に楽しみな存在。競走馬としてはマイルがベストでしたが、父としてはマイラーからステイヤーまで輩出していて万能タイプ。
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惜しまれた早期引退 |
| トーセンホマレボシ | |
|---|---|
| Tosen Homareboshi | |
| 血統登録数:76頭 2009年 ノーザンファーム産 鹿毛 |
| ディープインパクト | *サンデーサイレンス | Halo |
| Wishig Well | ||
| *ウインドインハーヘア | Alzao | |
| Burghclere | ||
| エヴリウィスパー | *ノーザンテースト | Northern Dancer |
| Lady Victoria | ||
| *クラフテイワイフ | Crafty Prospector | |
| Wife Mistress |
| 成長 | 距離 | 気性 | 底力 | 健康 | 安定 | 芝 | ダート | 瞬発力 | スピード | スタミナ | 期待度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 普通 | 中距離 | B | A | B | A | ◎ | ○ | A | A | A | A |
トーセンジョーダン(天皇賞・秋、札幌記念、AJC杯など)
7戦3勝
1着-京都新聞杯(GII)
天皇賞・秋を勝ったトーセンジョーダンの弟ということで、デビューから期待されました。初勝利まで3戦を要したものの、未勝利、500万と連勝し、京都新聞杯では、当時のJRAレコードで快勝。続く日本ダービーでは先行して3着と好走しました。しかし、レース後に屈腱炎を発症し、そのまま引退となってしまいました。
京都新聞杯でのパフォーマンスは秀逸でした。そのまま無事であれば、ゴールドシップにも劣らない成績を残せたと思っていますので、早期の引退は非常に残念でした。血統の方ですが、前述の通り天皇賞馬・トーセンジョーダンの弟。従兄にはカンパニーとレニングラード、おじには障害王・ビッグテーストやダートで無類の強さを発揮したスパイキュールなど活躍馬の宝庫。産駒の評判も良さそうですし、ディープブリランテよりも期待しています。
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BC馬初のケンタッキーダービー制覇 |
| *ストリートセンス | |
|---|---|
| Street Sense | |
| 血統登録数:93頭 2004年 米国産 黒鹿毛 |
| Street Cry | Machiavellian | Mr.Prospector |
| Coup de Folie | ||
| Helen Street | Troy | |
| Waterway | ||
| Bedazzle | Dixieland Band | Northern Dancer |
| Mississippi Mud | ||
| Majestic Legend | His Majesty | |
| Lomg Legend |
| 成長 | 距離 | 気性 | 底力 | 健康 | 安定 | 芝 | ダート | 瞬発力 | スピード | スタミナ | 期待度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 普通 | 中距離 | C | B | B | B | ○ | ◎ | B | A | A | B |
Sweet Reason(エイコーンSなど)、フリートストリート(エルムS)、ノウレッジ(夢見月S)
13戦6勝
1着-ケンタッキーダービー(GI)、BCジュヴェナイル(GI)、トラヴァースS(GI)
2歳時のBCジュヴェナイル(GI)を8番人気の低評価ながら10馬身差圧勝。ケンタッキーダービー(GI)では、のちの年度代表馬・カーリンを下して優勝。BC創設以来、BCジュヴェナイルを制した馬が初めてのケンタッキーダービーを制しました。その後も掲示板を外さない安定した走りを見せて、3歳で引退となりました。
女帝・ゼニヤッタと同じストリートクライの産駒。ノウレッジのように芝で走れるような馬もいますが、基本的にはダート中心に活躍馬を出すでしょう。結構気性の荒い馬が多い感じで、好不調の波は激しそうです。
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叶わなかったJCダート出走 |
| *サマーバード | |
|---|---|
| Summer Bird | |
| 血統登録数:83頭 2006年 米国産 黒鹿毛 |
| Birdstone | Grindstone | Unbridled |
| Buzz My Bell | ||
| Dear Birdie | Storm Bird | |
| Hush Dear | ||
| Hong Kong Squall | Summer Squall | Storm Bird |
| Weekend Surprise | ||
| Hong Kong Jade | Alysheba | |
| Ruby Slippers |
| 成長 | 距離 | 気性 | 底力 | 健康 | 安定 | 芝 | ダート | 瞬発力 | スピード | スタミナ | 期待度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 普通 | 中距離 | B | B | B | B | ○ | ◎ | B | B | B | B |
9戦4勝
1着-ベルモントS(GI)、トラヴァースS(GI)、ジョッキークラブGC(GI)
3歳春のデビューでしたが、3冠最終戦のベルモントS(GI)を制覇。その後はダートのGIを2勝しています。3歳暮れには、ジャパンカップダートに出走すべく、来日するものの、調教中に骨折してしまい出走できず、そのまま引退となりました。
アメリカのクラシックホースがJCダートに出走するということで、競馬雑誌でも表紙になっていましたが、まさかの故障で出走できず。ここで出走できていれば、ジャパンカップダートは国際招待競走としての意義があったかもしれません、非常に残念。日本に種牡馬で輸入されましたが、1世代を残しただけで急逝。日本には縁がないのでしょうかね...。種付け頭数は100頭越えと人気でした。どういう馬を出せるかは楽しみです。
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交流重賞を勝ちまくり |
| スマートファルコン | |
|---|---|
| Smart Falcon | |
| 血統登録数:99頭 2005年 岡田スタッド産 栗毛 |
| ゴールドアリュール | *サンデーサイレンス | Halo |
| Wishig Well | ||
| *ニキーヤ | Nureyev | |
| Reluctant Guest | ||
| ケイシュウハーブ | *ミシシツピアン | Vaguely Noble |
| Gazala | ||
| キヨウエイシラユキ | *クラウンドプリンス | |
| *アリアーン |
| 成長 | 距離 | 気性 | 底力 | 健康 | 安定 | 芝 | ダート | 瞬発力 | スピード | スタミナ | 期待度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 持続 | 中距離 | B | B | B | B | △ | ◎ | B | A | B | B |
ワールドクリーク(東京大賞典)
34戦23勝
1着-JBCクラシック(Jpn1)2回、東京大賞典(Jpn1)2回、帝王賞(Jpn1)、川崎記念(Jpn1)など
3歳初戦のジュニアCを勝利して、クラシック路線を進むものの、皐月賞では最下位の大敗。ここからダートに本格的に転向し、快進撃が始まります。ジャパンダートダービーで2着に入ると、秋の白山大賞典で重賞初制覇。その年の暮れから翌年5月まで交流重賞6連勝を達成。その後、5歳の秋のJBCクラシックでGI初制覇を達成すると、その後G1・5勝を含む交流重賞9連勝という大記録を打ち立てました。7歳春にドバイワールドカップに挑戦するものの、スタートで出遅れて10着と大敗し、引退となりました。
まさに交流重賞を勝ちまくりという感じの馬。皐月賞以降、中央競馬には一度も出走しなかったことは、盛り上がりという観点からも非常に残念でしたし、世間的にも非難の対象になっていました。それでもJBCクラシックではトランセンドを破っていますし、東京大賞典でのレコードタイムはかなり優秀なものでした。ゴールドアリュールの産駒ですし、基本的にはダート中心の活躍馬を出しそうな感じです。
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中央ダートGI4勝の猛者 |
| トランセンド | |
|---|---|
| Transcend | |
| 血統登録数:42頭 2006年 ノースヒルズM産 鹿毛 |
| *ワイルドラッシュ | Wild Again | Icecapade |
| Bushel-n-peck | ||
| Rose Park | Plugged Nickle | |
| Hardship | ||
| シネマスコープ | *トニービン | *カンパラ |
| Severn Bridge | ||
| ブルーハワイ | *スリルショー | |
| *サニースワップス |
| 成長 | 距離 | 気性 | 底力 | 健康 | 安定 | 芝 | ダート | 瞬発力 | スピード | スタミナ | 期待度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 普通 | 中距離 | B | C | B | B | △ | ◎ | B | B | B | C |
サンドリオン(紫苑S)
24戦10勝
1着-ジャパンカップダート(GI)2回、フェブラリーS(GI)、マイルCS南部杯(GI)、みやこS(GIII)、レパードS(重賞) 2着-ドバイWC(GI)
ダートで初勝利を挙げて、500万も不良馬場ながら好タイムで連勝。新設重賞のレパードSで重賞初制覇。その後、ややスランプに陥るものの、4歳暮れのジャパンカップダートでGI初制覇。5歳時はドバイワールドカップに出走し、ヴィクトワールピサとワンツーフィニッシュを達成し、秋には震災の為東京で行われたマイルCS南部杯、そして史上初のJCダート連覇と中央ダートGI4勝もしました。しかし、そのJCダートで気持ちの糸が切れたのか、惨敗を繰り返し引退となりました。
上記スマートファルコンと違って、交流重賞では1勝も挙げておらず、中央のみの勝利とダートの活躍馬としては珍しいパターン。先行力が魅力でしたが、気分屋でもあり、スムーズに運べないと力を発揮できないタイプでもありました。6歳時のこの馬はまさにそんな感じだったと思います。産駒は基本的にはダートが中心でしょう。思ったより繁殖牝馬が集まっていない状況だけに、どうでしょうか...。
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中央馬相手に活躍した地方の雄 |
| フリオーソ | |
|---|---|
| Furioso | |
| 血統登録数:89頭 2004年 ハシモトファーム産 栗毛 |
| *ブライアンズタイム | Roberto | Hail to Reason |
| Bramalea | ||
| Kelley's Day | Graustark | |
| Golden Trail | ||
| *ファーザ | Mr.Prospector | Raise a Native |
| Gold Digger | ||
| Baya | Nureyev | |
| Barger |
| 成長 | 距離 | 気性 | 底力 | 健康 | 安定 | 芝 | ダート | 瞬発力 | スピード | スタミナ | 期待度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 持続 | 中距離 | B | B | B | B | ○ | ◎ | B | B | B | B |
39戦11
1着-ジャパンダートダービー(Jpn1)、帝王賞(Jpn1)2回、全日本2歳優駿(Jpn1)、川崎記念(Jpn1)、かしわ記念(Jpn1)など
2歳時の全日本2歳優駿でGI初制覇。3歳時にはジャパンダートダービー、4歳以降も帝王賞を2回勝利、川崎記念やかしわ記念など地方の馬としてGI・6勝を記録しました。中央にも出走し、フェブラリーSでは出遅れながらも直線で鋭い伸びを見せて2着と強い競馬を見せてくれました。ダートでは掲示板を外したのが3回のみと抜群の安定感を見せてくれましたし、2歳から8歳の暮れまで息の長い活躍をしました。
中央馬相手にこれだけの大活躍をしたのは素晴らしかったです。ブライアンズタイムは産駒のタニノギムレットなども活躍馬を出していて、この馬もミスタープロスペクターやヌレイエフといった大種牡馬が配合されている血統ですし、種付け数も多いので面白いかもしれません。
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欧州にも遠征したステイヤー |
| ヒルノダムール | |
|---|---|
| Hiruno d'Amour | |
| 血統登録数:20頭 2007年 橋本牧場産 鹿毛 |
| マンハッタンカフェ | *サンデーサイレンス | Halo |
| Wishig Well | ||
| *サトルチェンジ | Law Society | |
| Santa Luciana | ||
| シェアエレガンス | *ラムタラ | Nijisnky |
| Snow Bride | ||
| *メアリーリノア | L'Emigrant | |
| Marie Noelle |
| 成長 | 距離 | 気性 | 底力 | 健康 | 安定 | 芝 | ダート | 瞬発力 | スピード | スタミナ | 期待度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 普通 | 長距離 | B | B | B | C | ◎ | ○ | B | B | A | C |
21戦4勝
1着-天皇賞・春(GI)、産経大阪杯(GII)、若駒S(OP) 2着-皐月賞(GI)、フォワ賞(GII)
3歳時の若駒Sでルーラーシップを破ってクラシック候補に。皐月賞ではヴィクトワールピサの2着と健闘するものの、ダービー、菊花賞は着外。4歳になり、産経大阪杯をレコードで快勝すると、続く天皇賞・春で同期のダービー馬・エイシンフラッシュを破ってGI初制覇。秋にはヨーロッパ遠征をし、フォワ賞で2着しますが、凱旋門賞では10着と惨敗。その後5戦するものの、勝利できず引退となりました。
早くから活躍していましたし、能力は買っていましたが、ビッグタイトルは天皇賞・春のみ。同期のヴィクトワールピサやエイシンフラッシュと比べると、かなり地味な印象のまま終わってしまった感じ。2000mを中心に活躍していましたが、血統的には長距離向き。そのため、あまり良い繁殖牝馬を集められなかったのは残念ですね。
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500万から登り詰めた頂点 |
| アーネストリー | |
|---|---|
| Earnestly | |
| 血統登録数:10頭 2005年 ノースヒルズM産 鹿毛 |
| *グラスワンダー | Silver Hawk | Roberto |
| Gris Vitesse | ||
| Ameriflora | Danzig | |
| Graceful Touch | ||
| レットルダムール | *トニービン | *カンパラ |
| Severn Bridge | ||
| ダイナチヤイナ | *ノーザンテースト | |
| アスコットラップ |
| 成長 | 距離 | 気性 | 底力 | 健康 | 安定 | 芝 | ダート | 瞬発力 | スピード | スタミナ | 期待度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 普通 | 中距離 | B | B | B | C | ◎ | ○ | B | A | A | C |
29戦10勝
1着-宝塚記念(GI)、金鯱賞(GII)、札幌記念(GII)、オールカマー(GII)、中日新聞杯(GIII) 3着-宝塚記念(GI)、天皇賞・秋(GI)
2歳夏の阪神でデビュー。このレースには後のオークス馬・トールポピー、後の皐月賞馬・キャプテントゥーレがいるという伝説の新馬戦でしたが、これらを相手に強い競馬で快勝。しかし、その後故障の為クラシックには乗れず、3歳夏には500万に出走していました。その後徐々に勝ち上がり、4歳春にオープン入りするものの、その後3連敗。4歳秋に準オープンを快勝すると、暮れの中日新聞杯を制し重賞初制覇。5歳時はGIは勝利できなかったものの、GIIを2勝し、1年間全て3着以内の好成績。6歳時の宝塚記念をレコードで制し、GI初制覇。しかし、オールカマーを制した後から、急速に下降線を辿り、2桁着順のオンパレードになってしまい引退となりました。
新馬戦の内容も良かったのですが、500万を走っていたころから目をつけていた馬。GI制覇までの道のりは険しかったですが、宝塚記念を制した時は本当にうれしかったですね。ただ、やはりその後の成績が目も当てられない感じ。もう少し早めの引退が出来なかったのかなと思ってしまいます。やはりその影響もあり種付け頭数はかなり少ない状況。同じグラスワンダー産駒のスクリーンヒーローが活躍しているだけに、なんとか頑張ってほしいところ。
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豪快な末脚が武器 |
| オウケンブルースリ | |
|---|---|
| Oken Bruce Lee | |
| 血統登録数:13頭 2005年 ノーザンファーム産 栗毛 |
| ジャングルポケット | *トニービン | *カンパラ |
| Severn Bridge | ||
| *ダンスチャーマー | Nureyev | |
| Skillful Joy | ||
| *シルバージョイ | Silver Deputy | Deputy Minister |
| Silver Valley | ||
| Joy of Myrtlewood | Northern Jove | |
| Myrtlewood Lass |
| 成長 | 距離 | 気性 | 底力 | 健康 | 安定 | 芝 | ダート | 瞬発力 | スピード | スタミナ | 期待度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 普通 | 中長距離 | B | B | C | C | ◎ | ○ | B | B | A | C |
27戦5勝
1着-菊花賞(GI)、京都大賞典(GII) 2着-ジャパンカップ(GI)、京都大賞典(GII) 3着-神戸新聞杯(GII)
3歳春にデビューし、3戦目で初勝利。その後500万、1000万と3連勝し、神戸新聞杯でディープスカイの3着に入ると、菊花賞では1番人気に応えて快勝し、GIウイナーの仲間入りとなりました。4歳秋の京都大賞典を快勝すると、ジャパンカップでは豪快な追い込みを決めて、女帝・ウオッカにハナ差迫る2着。しかし、その後はこの馬らしさは見せなくなり、勝利をすることができず引退となりました。
特徴的な顔の持ち主で、とても可愛らしい馬でした。2着になったジャパンカップは、もう1mでも直線が長ければ、確実に差し切っていたでしょう。その内容があるだけにその後成績は残念としか言いようがないですね。良い繁殖牝馬にも恵まれなかったので厳しいかもしれません。母の父シルヴァーデピュティから、ダートで走る馬もいるかもしれません。
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大舞台で輝いた太陽神 |
| エイシンアポロン | |
|---|---|
| Eishin Apollon | |
| 血統登録数:16頭 2007年米国産 栗毛 |
| Giant's Causeway | Storm Cat | Storm Bird |
| Terlingua | ||
| Mariah's Storm | Rahy | |
| *イメンス | ||
| Silk and Scarlet | Sadler's Wells | Northern Dancer |
| Fairy Bridge | ||
| Danilova | Lyphard | |
| Ballinderry |
| 成長 | 距離 | 気性 | 底力 | 健康 | 安定 | 芝 | ダート | 瞬発力 | スピード | スタミナ | 期待度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 普通 | マイル | B | B | B | B | ◎ | ◎ | B | A | B | C |
Master of Hounds(ジェベルハッタ)
19戦4勝
1着-マイルCS(GI)、京王杯2歳S(GII)、富士S(GIII) 2着-朝日杯FS(GI)、弥生賞(GII)、毎日王冠(GII)
2歳時から京王杯2歳Sを制するなど活躍。皐月賞、NHKマイルCでは惨敗をするものの、秋の毎日王冠で2着するなど力を見せました。4歳時の富士Sで久々の勝利を手にすると、マイルCSではフィフスペトルとの競り合いを制して悲願のGI初制覇となりました。しかし、5歳時は5戦して全て2桁着順の大敗を繰り返し引退となりました。
上記のオウケンブルースリ同様、かなり顔に特徴のある馬で好きな馬の1頭でもありました。ジャイアンツコーズウェイの産駒はスズカコーズウェイなどもいますが、日本ではそれほどの活躍馬が多くいない状況。ただ、母の父サドラーズウェルズ、祖母の父にリファールと歴史を作った種牡馬が配合されていますし、面白い馬かもしれません。血統的にダートで活躍するのが多いかも。
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届かなかった栄冠 |
| リーチザクラウン | |
|---|---|
| Reach the Crown | |
| 血統登録数:34頭 2006年 社台ファーム産 青鹿毛 |
| スペシャルウィーク | *サンデーサイレンス | Halo |
| Wishig Well | ||
| キャンペンガール | マルゼンスキー | |
| レディーシラオキ | ||
| クラウンピース | Seattle Slew | Bold Reasoning |
| My Charmer | ||
| *クラシッククラウン | Mr.Prospector | |
| Six Crowns |
| 成長 | 距離 | 気性 | 底力 | 健康 | 安定 | 芝 | ダート | 瞬発力 | スピード | スタミナ | 期待度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 普通 | 中距離 | C | B | C | B | ◎ | ○ | B | A | B | B |
26戦4勝
1着-マイラーズC(GII)、きさらぎ賞(GIII) 2着-日本ダービー(GI)
伝説の新馬戦と呼ばれたデビュー戦でアンライバルドの2着となると、続く未勝利戦では後続に大差つける圧勝劇。京都競馬場では拍手喝采となりました。3歳になるときさらぎ賞を制してクラシック戦線に。しかし、皐月賞では13着と大敗。続くダービーはロジユニヴァースに6馬身離されるものの2着と踏ん張りました。4歳にマイラーズCを制するものの、1番人気で臨んだ安田記念では14着と大敗。その後はこの馬らしいところが見られず引退となりました。
圧勝劇となった未勝利戦は現場で見ていて、GIを取れる馬と感じましたが、故障も多く、残念ながら栄冠には届きませんでした。祖母・クラシッククラウンはアメリカでGIを勝った活躍馬で、その兄には種牡馬としても活躍したチーフズクラウンもいます。競走馬としては大成はできませんでしたが、種牡馬として活躍できる下地はあると思います。