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第22回POG 新種牡馬

オルフェーヴル 性格からも愛された黄金の三冠馬
オルフェーヴル
Orfevre

血統登録数:154頭
2008年 白老ファーム産
栗毛

ステイゴールド *サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ゴールデンサッシュ *ディクタス
ダイナサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン メジロティターン
メジロオーロラ
エレクトロアート *ノーザンテースト
グランマスティーブンス
成長 距離 気性 底力 健康 安定 ダート 瞬発力 スピード スタミナ 期待度
普通 中距離

<兄弟馬>

ドリームジャーニー(宝塚記念、有馬記念、朝日杯FS、神戸新聞杯、産経大阪杯など)、リヤンドファミユ(若駒S)、アッシュゴールド(デイリー杯2歳S2着)

<戦績>

21戦12勝

<成績>

1着-皐月賞(GI)、日本ダービー(GI)、菊花賞(GI)、有馬記念(GI)2回、宝塚記念(GI)、フォワ賞(G2)2回、スプリングS(GII)、産経大阪杯(GII)など

2着-凱旋門賞(G1)2回、ジャパンカップ(GI)

<解説>

 2歳夏の新潟でデビューし、快勝。しかし、その後は伸び悩み、重賞でも2着・3着とイマイチの成績。しかし、皐月賞TR・スプリングS(GII)で重賞初勝利すると爆発。東京で行われた皐月賞(GI)を快勝すると、極悪馬場の日本ダービー(GI)も難なく快勝、そして菊花賞(GI)では早目のスパートで抜け出し、史上7頭目のクラシック3冠馬に輝きました。続く有馬記念でも豪華メンバー相手に完勝し、2011年の年度代表馬となりました。

 4歳初戦は伝説となった大逸走劇からスランプになり、天皇賞・春は11着と大敗。しかし、宝塚記念はそれを払拭するかの如く、強い競馬で復活。秋はフランスに渡り、フォワ賞を快勝も、本番の凱旋門賞ではゴール寸前で悪い癖を出し2着惜敗、続くジャパンカップでは1歳下の3冠牝馬・ジェンティルドンナに敗れてしまい、年度代表馬からも陥落。

 5歳初戦・産経大阪杯を快勝し、秋は再びフランスへ。フォワ賞を連覇するものの、凱旋門賞は女傑・トレヴの前に完敗の2着。最後のなった有馬記念では早目にスパートし、ウインバリアシオンに8馬身差つける大楽勝劇でファンを大いに沸かせました。

 

 紆余曲折はあったものの、非常に安定した成績を残しましたし、宝塚記念の出走回避以外は故障らしい故障が一切なかったのは凄いの一言。海外遠征をすると大概の馬は壊れてしまうのですが、それでも有馬記念で見せたあのパフォーマンスは圧巻でした。ただ、気性は父ステイゴールドに似て、かなり荒い馬でしたが、父としてこの気性の悪さが底力に繋がれば、ディープインパクトにも劣らない成績を残せるようになると思います。

ロードカナロア 世界に誇る最強スプリンター
ロードカナロア
Lord Kanaloa
血統登録数:180頭
2008年 ケイアイファーム産
鹿毛
キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
*マンファス *ラストタイクーン
Pilot Bird
レディブラッサム Storm Cat Storn Bird
Terlingua
*サラトガデュー Cormorant
Super Luna
成長 距離 気性 底力 健康 安定 ダート 瞬発力 スピード スタミナ 期待度
持続 短距離

<戦績>

19戦13勝

<成績>

1着-香港スプリント(G1)2回、スプリンターズS(GI)2回、高松宮記念(GI)、安田記念(GI)、京阪杯(GIII)、シルクロードS(GIII)、阪急杯(GIII)など

<解説>

 2歳冬の小倉でデビューするものの、クラシック戦線には不出走。3歳春の葵Sでオープン入りすると、京洛S(OP)、京阪杯(GIII)、シルクロードS(GIII)と破竹の連勝し、高松宮記念に出走するものの、厩舎の先輩・カレンチャンの3着に敗れます。秋は、セントウルS(GII)こそ敗れますが、スプリンターズS(GI)でカレンチャンを破り、GI初制覇。続く香港スプリント(G1)も快勝し、最優秀短距離馬に輝きます。

 5歳時、高松宮記念で前年の雪辱を果たすと、マイルの安田記念に出走し、レコードタイの好タイムで快勝。秋はスプリンターズS(GI)をサクラバクシンオー以来の連覇を達成すると、引退レースとなった香港スプリント(G1)を圧巻の5馬身差で圧勝しました。オルフェーヴルを差し置いて、生粋のスプリンターとしては初の年度代表馬に輝きました。

 

 スプリント戦を主体に走って、4着以下なしという素晴らしい安定感を誇りました。更に日本の馬にとって鬼門とも言われた香港スプリントを連覇するだけでなく、5馬身差の圧勝もすごかったですね。マイルの安田記念も制したことも種牡馬としての価値を大いに高めた感じですし、生産地で非常に人気になっています。キングカメハメハの短距離での最高の後継馬といえるでしょう。配合によっては中距離もこなせる馬もでてくると思います。母の父ストームキャットから、ダートで走る馬も多いと思います。

画像なし キングジョージを圧勝した異系種牡馬
*ノヴェリスト
Novellist
血統登録数:103頭
2009年 ドイツ産
黒鹿毛
Monsun Konigsstuhi Dshingis Khan
KonigsKronung
Mosella Surumu
Monasia
Night Lagoon Lagunas *イルドブルボン
Liranga
Nenuphar Night Shift
Narola
成長 距離 気性 底力 健康 安定 ダート 瞬発力 スピード スタミナ 期待度
晩成 長距離

<戦績>

11戦9勝

<成績>

1着-キングジョージ6世&クイーンエリザベス2世S(GI)、サンクルー大賞(GI)、バーデン大賞(GI)、ジョッキークラブ大賞(GI)

<解説>

 4歳時のキングジョージでハービンジャーのレコードを破って5馬身差の圧勝。他にもフランスのサンクルー大賞やバーデン大賞などクラシックディスタンスで活躍しました。

 

 ドイツの名種牡馬・モンズンは知られていますが、日本ではそれほど輸入はされておらず、オークス2着のピュアブリーゼがいる位。父系は、ブランドフォード系で、それもブレニムを介さない系統なので、パーシア以来久々の導入になります。基本的にはスタミナの塊のような血統構成なので、スピードはあると思いますが、ステイヤーが多く輩出されると思います。父の中距離の代表産駒・シロッコが種牡馬として成功していないのは気がかりですが、モンズンを母の父として持つソウルスターリングが活躍しているので、日本に合わないということはないと思います。

エイシンフラッシュ 二度輝いたダービー馬
エイシンフラッシュ
Eishin Flash
血統登録数:133頭
2007年 社台ファーム産
黒鹿毛
*キングズベスト Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
Allegretta Lombard
Anatavka
*ムーンレディ Platini Surumu
Prairie Darling
Midnight Fever Sure Blade
Majoritat
成長 距離 気性 底力 健康 安定 ダート 瞬発力 スピード スタミナ 期待度
持続 中長距離

<戦績>

27戦6勝

<成績>

1着-日本ダービー(GI)、天皇賞・秋(GI)、毎日王冠(GII)、京成杯(GIII)

2着-有馬記念(GI)、天皇賞・春(GI) 3着-皐月賞(GI)、宝塚記念(GI)、天皇賞・秋(GI)、クイーンエリザベス2世C(GI)

<解説>

 2歳2戦目で初勝利。3歳初戦の京成杯(GIII)で重賞初制覇。皐月賞(GI)では11番人気と低評価ながら3着と健闘。続く日本ダービー(GI)では、7番人気でしたがローズキングダムを下して快勝。しかし、その後はなかなか勝てず伸び悩みますが、5歳の秋の天皇賞でダービー以来の久々の勝利を挙げ、GI・2勝目。M・デムーロ騎手の最敬礼は、競馬の名シーンとして記録されました。6歳の秋にも毎日王冠(GII)を制するなど安定した成績を残しました。

 

 ダービーを制していますが、基本的にはオルフェーヴルなど強い馬の引き立て役みたいな感じでした。それでも天皇賞・秋はかなり印象的な勝利でしたね。血統的には母系はドイツ血統。キングズベストもキングマンボ産駒で自身はマイラーとして活躍しましたが、産駒はワークフォースなどのステイヤーが多いですし、この馬も基本的には中距離以上がベストになるでしょう。

画像なし ダートで活躍馬を多数輩出
*ヘニーヒューズ
Henny Hughes
血統登録数:129頭
2003年 アメリカ産
栗毛
Hennesy Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Island Kitty Hawaii
T.C.Kitten
Meadow Flyer Meadowlake Hold Your Peace
Suspicious Lake
Shortley Hagley
Short Winded
成長 距離 気性 底力 健康 安定 ダート 瞬発力 スピード スタミナ 期待度
早熟 短距離

<主な産駒>

Beholder(BCディスタフ、BCジュヴェナイルフィリーズ、パシフィッククラシックなど)、アジアエクスプレス(朝日杯FS)、モーニン(フェブラリーS)

<戦績>

10戦6勝

<成績>

1着-キングズビショップS(GI)、ヴォスバーグS(GI)、サラトガスペシャルS(GII) 2着-BCジュヴェナイル(GI)

<解説>

 3歳時のキングズビショップS(GI)でGI初制覇。基本的には短距離で活躍しました。

 

 自身は3歳夏にGI初制覇を飾りましたが、基本的には早熟のダート短距離血統。アジアエクスプレスのように芝をこなせる馬もいますが、やはり始動は早目といったところでしょう。距離もあまり持たない傾向にあるので、クラシック向きではないですね。ただ配合次第では中距離をこなせる馬も出てくるでしょうし、日本との相性も良さそうなので、期待したいところです。

画像なし アメリカでも人気の種牡馬
*ハードスパン
Hard Spun
血統登録数:82頭
2004年 アメリカ産
鹿毛
Danzig Northern Dancer Neactic
Natalma
Pas de Nom Admiral's Voyage
Petitioner
Turkish Tryst Turkoman Alydar
Taba
Darbyvail Roberto
Luiana
成長 距離 気性 底力 健康 安定 ダート 瞬発力 スピード スタミナ 期待度
早熟 短距離

<主な産駒>

Questing(CCAオークス、アラバマS)、Hard Not to Like(ジェニーワイリーSなど)、サマリーズ(全日本2歳優駿、クラスターC)

<戦績>

13戦7勝

<成績>

1着-キングズビショップS(GI)、レーンズエンドS(GII) 2着-ケンタッキーダービー(GI)、BCクラシック(GI)

<解説>

 3歳時のキングズビショップSでGI初制覇。ケンタッキーダービーやBCクラシックなど中距離でも活躍しました。

 

 キングズビショップSでGI初制覇なので、上記ヘニーヒューズと同じような感じ。産駒は、アメリカでは中短距離で芝・ダートを問わず活躍馬を出していますが、日本ではサマリーズを始め、ダートの短距離で活躍する馬が多い傾向。日本での供用は1年ですが、種付け数も多いですし、面白そうな種牡馬です。

画像なし ドバイワ-ルドカップの勝ち馬
*モンテロッソ
Monterosso
血統登録数:67頭
2007年 イギリス産
鹿毛
Dubawi Dubai Millenium Seeking the Gold
Colorado Dancer
Zomaradah Deploy
Jawaher
Porto Rocca Barathea Sadler's Wells
Brocade
Antelliere Salieri
Anntelle
成長 距離 気性 底力 健康 安定 ダート 瞬発力 スピード スタミナ 期待度
普通 中距離

<戦績>

17戦7勝

<成績>

1着-ドバイワールドカップ(GI)、キングエドワード7世S(GII)、ドバイシティオブゴールドC(GII) 3着-ドバイワールドカップ(GI)

<解説>

 3歳時のキングエドワード7世S(GII)で重賞初制覇し、愛ダービーに臨むも4着。4歳時のドバイWCでヴィクトワールピサの3着、5歳時のドバイワールドカップで巻き返して3馬身差の圧勝し、GI初制覇を飾りました。しかし、続くエクリプスSではブービーに敗れるなど、その後はやや物足りない成績でした。

 

 ヨーロッパで流行りの系統になりつつあるドバウィの産駒。ポストポンドらの活躍により、この馬の種付け数も増えているようです。ただ、種付け数の割にはそれほど良い繁殖牝馬がいるように思いませんし、マイラーだったドバウィですが、この馬は距離延びて結果を残してきた馬なので、ステイヤー傾向にありますね。

ローズキングダム 薔薇一族初のGI馬
ローズキングダム
Rose Kingdom

血統登録数:62頭
2007年 ノーザンファーム産
黒鹿毛

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
*マンファス *ラストタイクーン
Pilot Bird
ローズバド *サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ロゼカラー Shirley Heights
*ノーザネイ
成長 距離 気性 底力 健康 安定 ダート 瞬発力 スピード スタミナ 期待度
早熟 中距離

<戦績>

25戦6勝

<成績>

1着-ジャパンカップ(GI)、朝日杯FS(GI)、神戸新聞杯(GII)、京都大賞典(GII)、東京スポーツ杯2歳S(GIII)

2着-日本ダービー(GI)、菊花賞(GI)

<解説>

 2歳10月にデビューし、後にドバイワールドCを制するヴィクトワールピサを下して快勝。続く東京スポーツ杯2歳S(GIII)、朝日杯フューチュリティS(GI)と3連勝し、最優秀2歳牡馬に選出されました。クラシックは勝つことはできませんでしたが、ダービー、菊花賞は共に2着。ジャパンカップではブエナビスタの降着もあり、繰り上がりで優勝しました。しかし、4歳時以降京都大賞典(GII)は勝利するものの、勝ち星を挙げることは出来ず、最後は新潟大賞典7番人気・11着と、ジャパンカップを勝った馬としては寂しい形で幕を閉じました。

 

 薔薇一族はローゼンクロイツや母のローズバドなど活躍馬も多かったですが、なかなかGIを勝つことができず、この馬が初のGI馬に輝きました。2歳・3歳時の成績に比べると、古馬になってからの成績が非常に物足りなく、ローカルGIIIで引退という残念な最後になってしまいました。能力はかなり高かったですが、古馬になってからの成績もあり、良質の繁殖牝馬には恵まれていない印象。キングカメハメハ産駒は、他にもロードカナロア、ルーラーシップ、ドゥラメンテといるだけにかなり苦境に立たされています。

ロジユニヴァース 泥んこダービーを圧勝
ロジユニヴァース
Logi Universe
血統登録数:39頭
2006年 ノーザンファーム産
鹿毛
ネオユニヴァース *サンデーサイレンス Halo
Wishig Well
*ポインテッドパス Kris
Silken Way
アコースティクス Cape Cross Green Desert
Park Appeal
*ソニンク Machiavellian
Sonic Lady
成長 距離 気性 底力 健康 安定 ダート 瞬発力 スピード スタミナ 期待度
持続 中距離

<戦績>

10戦5勝

<成績>

1着-日本ダービー(GI)、弥生賞(GII)、札幌2歳S(GIII)、ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)

<解説>

 2歳夏の阪神でデビューし、快勝。その後札幌2歳S(GIII)、ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)、弥生賞(GII)と無傷の4連勝を達成。圧倒的1番人気で皐月賞に臨むも14着と大敗。続く日本ダービーは、直前の大雨で超極悪馬場で行われましたが、好位から抜け出し、4馬身差の圧勝。横山典弘騎手は初のダービー制覇となりました。しかし、その後は故障もあり、あまり出走できず、6歳時の札幌記念最下位大敗が最後のレースとなってしまいました。

 

 弥生賞までは無敵の強さを誇りましたが、皐月賞でまさかの14着と大敗。ネオユニヴァース産駒独特の気性の悪さがあった感じがします。ダービーはレコードよりも10秒も遅いタイムで、故障馬が続出する酷いレースになり、この馬も生涯故障に泣かされてしまいました。最後になった札幌記念は馬群から大きく離された最下位で、正直目も当てられない競馬でした。その後も現役自体は続行という形になり、引退したのは7歳になってから。さすがに生産者への印象はかなり悪く、ダービー馬としてはかなり少ない種付け数となりました。
 ただ、ネオユニヴァース産駒の種牡馬・ヴィクトワールピサ、アンライバルド、トーセンファントムからは重賞勝ち馬を輩出しており、筋の通っているこの馬からも十分活躍馬を出せる余地はあると思いますし、一発を期待したいところです。

エスポワールシチー 8歳まで走り、GI・9勝
エスポワールシチー
Espoir City
血統登録数:59頭
2005年 幾千世牧場産
栗毛
ゴールドアリュール *サンデーサイレンス Halo
Wishig Well
*ニキーヤ Nureyev
Reluctant Guest
エミネントシチー *ブライアンズタイム Roberto
Kelley's Day
ヘップバーンシチー *ブレイヴェストローマン
コンパルシチー
成長 距離 気性 底力 健康 安定 ダート 瞬発力 スピード スタミナ 期待度
普通 中距離

<戦績>

40戦17勝

<成績>

1着-ジャパンカップダート(GI)フェブラリーS(GI)、マイルCS南部杯(GI)3回、かしわ記念(GI)3回、JBCスプリント(GI)、マーチS(GIII)など

<解説>

 デビューから6戦目でようやく初勝利。それも芝での勝利。その後、ダートに転戦し、500万からオープン・トパーズSまで破竹の4連勝を達成。4歳時のマーチSで重賞初制覇を達成すると、続くかしわ記念でGI初制覇すると翌年のかしわ記念までGI・5連勝を達成。勢いに乗ってアメリカのBCクラシックに挑戦するものの、10着と大敗。6歳になって以降は、衰えが見えてきましたが、それでも引退する8歳までGI・4勝を挙げるなど上位で安定した成績を残しました。

 

 衰えが見え始めてからも、上位で走る姿は本当に感動しました。故・後藤浩輝騎手が復帰後にこの馬でGI制覇したときには涙が出そうになったのを覚えています。血統ですが、ゴールドアリュール、ブライアンズタイム、ブレイヴェストローマンとダートで活躍しそうな種牡馬が配合されているので、芝で活躍する馬は少なそうですね。ヘイルトゥリーズンの同系配合なので、ミスプロやノーザンダンサー系が良いかもしれません。

ストロングリターン 東京マイルのレコードホルダー
ストロングリターン
Strong Return
血統登録数:62頭
2006年 社台ファーム産
鹿毛
*シンボリクリスエス Kris S. Roberto
Sharp Queen
Tee Kay Gold Meridian
Tri Argo
*コートアウト Smart Strike Mr.Prospector
Classy'n Smart
Azhaar Nijinsky
Smart Heiress
成長 距離 気性 底力 健康 安定 ダート 瞬発力 スピード スタミナ 期待度
持続 マイル

<戦績>

21戦7勝

<成績>

1着-安田記念(GI)、京王杯スプリングC(GII) 2着-安田記念(GI)

<解説>

 2歳時の10月でデビュー。後の重賞4勝馬・サンカルロの2着でした。2戦目で初勝利。その後GIIIには3回出走するものの、勝利はできず、オープン入りしたのは5歳春になってから。京王杯スプリングCで重賞初勝利すると、安田記念では3歳馬・リアルインパクトの2着。翌年6歳になり、安田記念でGI初制覇しました。しかも、レコードのおまけつきでした。

 

 2歳時からかなり期待していた馬で、GIを取れる馬だと思っていましたが、GI初制覇が6歳になるとは思いませんでした。仕上がり早く、6歳まで長く出走できたのは成長力があったからだと思います。感性のキツい馬でしたが、瞬発力はかなりのものを秘めていましたし、スピードも上々。年々種付け数も増えているようですし、成功する可能性は十分あると思います。

画像なし 久々に英三冠に挑戦
Camelot
キャメロット
2009年 イギリス産
鹿毛
Montjeu Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Floripedes Top Ville
Toute Cy
Tarfah Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
Fickle Danehill
Fade
成長 距離 気性 底力 健康 安定 ダート 瞬発力 スピード スタミナ 期待度
早熟 長距離

<戦績>

10戦6勝

<成績>

1着-英ダービー(GI)、愛ダービー(GI)、英2000ギニー(GI)、レーシングポストT(GI) 2着-英セントレジャー(GI)

<解説>

 2歳7月にデビューすると、2戦目のレーシングポストTでGI初制覇。3歳初戦の英2000ギニーを快勝すると、英ダービーでは5馬身差の圧勝し2冠達成。続く愛ダービーも快勝し、秋にはニジンスキー以来の三冠を目指し英セントレジャーに出走するもクビ差2着。オルフェーヴルも出走した凱旋門賞では大きく離された7着と惨敗。4歳時はGIII・1勝しかできず、引退となりました。

 

 モンジュー、キングマンボ、デインヒルとヨーロッパで活躍している種牡馬が連なる血統構成。3歳秋以降に成績が悪くなりましたし、モンジューの仔としては成長力に欠けた感じ。その分仕上がりは早いので、早くから活躍はできそうです。ただ、日本ではモンジューの系統はほぼ活躍していないので、厳しいかもしれませんね。

画像なし ガリレオ系の名マイラー
Dawn Approach
ドーンアプローチ
2010年 アイルランド産
栗毛
New Approach Galileo Sadler's Wells
Urban Sea
Park Express Ahonoora
Matcher
Hymn of the Dawn Phone Trick Clever Trick
Over the Phone
Colonial Debut Pleasant Colony
Kittihawk Miss
成長 距離 気性 底力 健康 安定 ダート 瞬発力 スピード スタミナ 期待度
早熟 マイル

<戦績>

12戦8勝

<成績>

1着-英2000ギニー(GI)、セントジェームスパレスS(GI)、ナショナルS(GI)、デューハーストS(GI)

<解説>

 2歳3月にデビューすると、4歳の英2000ギニーまでGI・3勝を含む無傷の7連勝を達成。英ダービーは最下位大敗を喫するものの、続くセントジェームスパレスSで巻き返して優勝。その後は勝ち切れず3戦で引退しました。

 

 父のニューアプローチは英ダービーを制するなど活躍。先日の青葉賞でも産駒のベストアプローチが2着に入りました。この馬は、母の父に超早熟型のフォーントリックがいるので、早熟の短距離馬のイメージ。ガリレオ系ですが、ソウルスターリングが日本でも活躍しましたし、代を経てこの系統も活躍できるのではないかと思います。